ホラー

デビル

“個々に閉じ込められたのは偶然ではなかった”

『シックス・センス』、『サイン』のM・ナイトシャラマンが彼の原案をもとに映画化するプロジェクト、”ザ・ナイト・クロニクルズ”シリーズの第一弾として飾られた最新ホラー!

ストーリー:高層オフィスビルから一人の男が墜落死した。現場に急行したフィラデルフィア市警殺人課のボーデン刑事(クリス・メッシーナ)は、ロザリオを握りしめた死体に不自然さを感じつつも、その状況から自殺と断定する。ちょうどその頃、突然エレベーターの一基が停止し、5人の男女が閉じ込められる。しかも照明が消えた時に若い女の背中が切られて出血するという事件が起こる。無線を聞いたボーデンは、警備室に向かいマイクを通じで5人とコンタクトを取ろうとするが、エレベーター内ではさらなる事件が起こった。突然倒れた鏡の破片が首に突き刺さり、セールスマンの男が死んでしまったのだ。その後も、照明が消えるごとに1人ずつ殺されていく。ボーデンは”人間ではない何かの力”を感じるが・・・。

出演:ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ローガンマーシャルグリーン、クリス・メッシーナ、ジェイコブ・バルガス、ジェニー・オハラ、カロリン・ダヴァーナス、ボキーム・ウッドバイン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 怖い

本格的なホラーでした。ああもうこれ救いようの無い系だと思って途中から鬱になってきましたが、最後に救いがあって良かったです。凄惨な事件ですが、後味悪い系ではありません。でも、色々解けない謎があってシャルマン監督のことだから2-3度見たら納得できるのかな。私はやっぱり最後に「あっ!」っと驚きました。

★★★★★ 悪魔や神の存在を前提にしなくても充分に楽しめます

出来事を冷静に考えると荒唐無稽以外の何物でもないのですが、音楽や演出や隙のない展開のたくみさで早々と映画の中に引き込まれてしまいました。そして、誰かから被ったり誰かに仕向けたりした人の道に外れた不条理な仕打ちはいつか必ず何かの形で清算されるのだというおとぎ話をいつの間にか当然のこととして信じ切っておりました。5年前に車の当て逃げで妻子を失った刑事が最後につぶやく言葉は、ともすると独善的なきれいごととして響きかねないようなものなのですが、それが素直に腑に落ちて涙が浮かぶのはそこに至るまでに心を満たされていたからなのでしょう。信じていた誰かに完膚なきまでに裏切られ、そこから抜け出せないままでいる人にはもしかすると多少とも癒しになるような作品かもしれません。

★★★★☆ 悪魔…

伏線回収は見事な作品でしたが、やはり悪魔とかピンとこなかったかもっていうのが正直な感想です。神とか悪魔とかってコンセプトが自分の中に根付いてないので、作中の人物たちの恐怖とか畏れとかが伝わってこないというか。なので、メインとなる事件の収束の場面でも、あぁ、こういう終わり方するのね、って少し冷めた印象を持ってしまいました。ただ、そこからの最終着地がお見事だったので満足感は充分でした。

作品の詳細

作品名:デビル
原作名:Devil
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:ブライアン・ネルソン
公開:アメリカ:2010年9月17日
上映時間:80分
制作国:アメリカ
製作費:1000万ドル
興行収入:6200万ドル
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