たたみかけるような展開、迫りくる恐怖にあなたはどこまで耐えられるか!?
ストーリー:『ミザリー』シリーズで有名な人気作家ポール(ジェームズ・カーン)は雪道で事故に遭い、瀕死の状態を元看護婦のアニー(キャシー・ベイツ)に救われる。ポールの小説の熱狂的愛読者だった彼女は、彼を手厚く介護する。だが、新作『ミザリーの子供』でヒロインが死んだことを知り逆上した彼女はポールに心理的・肉体的拷問を加え始める・・・。
出演:ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ、リチャード・ファーンズワース、フランシス・スターンハーゲン、ローレン・バコール
★★★★★ キャシー・ベイツがどんどん
スティーヴン・キングの原作モノの映画でも出色の映画です。彼女の演技を見たのはこの映画が最初でしたが、凄い怪演ぶりです。かなり残酷な場面もありますが、スプラッタにはなっておらず、ヒッチコックの映画と比べるのも何なのですが、最低限(とは少々言い過ぎですが)の品格は保っています。「こんなの有り得ない」という展開は殆どなく、だからこそリアリティーがあり、恐ろしさが増すのでしょう。ホラー映画としては、かなりの知名度がありそうです。一見の価値はあります。
★★★★☆ キャシー・ベイツの演技力に拍手!
怖い映画です。特殊効果や効果音の怖さでなく心理的な怖さ。不安定だったアニーの精神の均衡が徐々に最悪の結末へ向けて転がっていく過程が本当に恐ろしいのです。映画の怖さは原作の怖さには到底及ばないのですが、アニー役のキャシー・ベイツの演技力がそれを補っています。ハズレの多いスティーブン・キング映画の中で、この作品はお薦めの1本です。キャシー・ベイツ無しにはこの映画の成功はなかったのではないか?とも思える程に彼女の演技は圧巻です。脇役もベテラン俳優が多数出演していてこちらの演技も是非見て頂きたい。保安官役の今は亡きリチャード・ファーンズワース(ストレイトストーリーのアルヴィン・ストレイト老人役)、保安官妻のフランシス・スターンハーゲン(ERのミセス・カーター役)や編集長役ローレン・バコールなど豪華な顔ぶれで、それぞれがいい味を出しています。まだ原作を読んでいない方は是非是非読んでみて下さい。手に汗にぎる緊迫感とアニーの狂気の世界にどっぷり浸ると、アニー役を演じたキャシー・ベイツの凄さが実感できます。
作品の詳細
作品名:ミザリー |
原作名:Misery |
監督:ロブ・ライナー |
脚本:ウィリアム・ゴールドマン |
公開:アメリカ:1990年11月30日、日本:1991年2月16日 |
上映時間:108分 |
製作国:アメリカ |
製作費:2000万ドル |
興行収入:6100万ドル |
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