ドラマ

訴訟

オスカー俳優ジーン・ハックマン主演で贈る、営利優先、人命軽視という現代の大企業モラルをあからさまにした社会派ドラマ

『評決』についで20 世紀フォックス映画が贈る名作!!

大企業の黒い霧を裁いてサスペンスいっぱいに迫真のドラマが幕をあける!!

20世紀フォックス映画は、ポール・ニューマン主演で、医療ミスをテーマにした法廷映画の傑作『評決』で、多くの映画ファンを感動させたが、『訴訟』は姉妹篇として製作され、また興行的にも大ヒットした話題作だ。

突然、運転中の自動車が炎上し、九死に一生をえたものの、生涯を車椅子で送る身障者となった男が、欠陥車による事故と、全米の大自動車会社アルゴを相手に訴訟を起こした。原告側の弁護を受け持ったのはウオード『フレンチ・コネクション』で
アカデミー主演男優賞受賞の名優(ジーン・ハックマン)。サンフランシスコでも正義派として妥協を許さない市民に信頼されている名弁護士。波告側の弁護にあたったマギー『ハスラー2』でオス力一演技賞候補になり『アビス』でも名演技を見せたメアリー・工リザベス・マストラントニオ)。出世の野心に燃えた美人の弁護士で、ウォ一ドの実の娘だった。仕事の上ではライバルの父と娘は、実生活では憎しみあい、お互いにに敵意もむきだしに対立している仲だった。
裁判の進行と共に、大企業の恐るべき欠陥車をめぐるからくりと陰謀。人命軽視の企業モラルの荒廃が、サスペンスいっぱいに明るみに出てくる社会派ドラマとして大反響を呼んでいるが、同時に父と娘を通して家族の緋を見つめなおした感動のドラマでもある。

ストーリー:運転中の自動車爆発で身障者となった男が大自動車会社を相手に訴訟を起こした。被害者側の弁護を受け持った父と企業側の弁護に立つ娘。実生活で憎しみ合い、反発しあう実の親子が「弁護士」という同じ職業を選んだがために、宿命的な対立を余儀なくされる。

キャスト:ジーン・ハックマン、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、コリン・フリールズ、ドナルド・モファット、ヤン・ルーベス、フレッド・ダルトン・トンプソン、ジョナサン・シルヴァーマン

視聴者の声【Amazonレビューより】

ジーン・ハックマンてどんな映画で観てもカッコいい。娘に軽蔑されて毛嫌いされてるお父さんが有能な娘を手玉にとっている上司と怒鳴り合うシーンとか好きです。でも私の中での主人公はお母さんです。表面には出さなくても一番愛情と葛藤のドラマを抱えてたんじゃないかと思いました。いい映画でした。

この映画がDVD化されるのを何年も待っていました。職業倫理について考えさせられる一方、人情面でも絆される映画です。法廷物の好きな方はもちろん、そうでない方も、観終わった後「観て良かった」と思われるのではないでしょうか。
この映画の元になったのは1970年代に起きた「グリムショウ対フォード自動車社」事件(俗に「フォード・ピント車事件」)で、概要は次の通りです: フォード自動車社は、日本車に対抗すべく開発した同社の新小型車ピントが、後から追突されるとボルトの一つが燃料タンクに穴を空け、容易に大惨事を招きかねないことを設計段階で把握していたにもかかわらず、ピント車の企画当初の目標「重量2000ポンド以下、コスト2000ドル以下」を貫くために設計変更をしない決定をし、危険性を消費者に伏せたまま販売(1971~76年)。その後大問題となった訴訟は、同車に同乗中フォード社予想通りの大事故にあい、著しい後遺症を伴う重傷を負ったグリムショウ少年が、同社を相手に損害賠償を求めて起こしたもの(1981年評決)。
この実際の事件に関して中央大学の平野晋教授が自らのウェブ・サイトで詳細に論じておられるので、興味のある方は「フォード・ピント事件の真相」で検索してみてください。

洋の東西問わず法廷物は一部の例外を除いて見応えのある作品が多いのだが、今作もその1本。
今作は唯の法廷物ではなく、主人公である弁護士のジェド(ハックマン)の妻、娘との愛憎ドラマと言うか人間ドラマが中心となっており、ラストではホロリとさせれる。
そこが法廷物としては甘いと指摘される方もおられるようだが、大甘メロドラマが大好きな私にはこれぐらいの甘さは許容範囲。
確かに裁判の決着の付け方など、疑問を感じる部分が無きにしも非ずだが、所詮は娯楽作品ですから目くじらを立てるのも如何なものかと。

それにしても今作のジーン・ハックマンは素敵である。
何が素敵なのかと言うと、弁護士としてのキャラだけではなく、夫としてそして父親としてのキャラが良いんですね。
特に妻のエステル(ジョアンナ・マーリン)のお葬式での弔辞の内容が泣かせる。
過去の女性問題で妻や娘を泣かせてきたジェドだが、今では仕事一筋であり、何だかんだ言っても妻を心から愛している。
そして1人娘に対しては同業という立場上(しかも今作では敵対関係)厳しい態度を取りながらも、父親として娘を想う気持ちが出てしまう。
そのジェドの心の内側をハックマンが巧みに演じております。この人がこういう家庭的な一面を見せるキャラを演じるのは珍しいのでは。

一応サスペンス作品の体裁を取っているので、ストーリーの詳細は省きますが、実際に亜米利加で起こった裁判劇を元ネタにしており
強者(大企業)対弱者(被害者である一般市民)という解りやすい構図なので、法廷物と言えどストーリーはいたってシンプルです。
弱者側にジェド、強者側に娘のマギー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)という配置ですが、これが逆になっても面白かったのではと思います。
上述のように人間ドラマに重きを置いた為、法廷における丁々発止の駆け引き合戦は余り楽しめませんが。

作品の詳細

作品名:訴訟
原作名:Class Action
監督:マイケル・アプテッド
脚本:キャロリン・シェルビー、クリストファー・エイムズ、サマンサ・シャッド
公開:アメリカ 1991年3月15日、アメリカ 1991年11月2日
上映時間:110分
製作国:アメリカ
興行収入::2800万ドル
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