800万部以上の大ベストセラー小説を元にしたT・クルーズ主演の法律サスペンス
ストーリー:ミッチェル・マクディーア(トム・クルーズ)。ハーバード大学をトップの成績で学業を終えた彼は、全米で最高ランクの法律事務所3社から、内定の通知を受け取っていた。だが、彼が選んだのは、その後に連絡してきたテネシー州メンフィスにあるベンディニ、ランバート&ロック法律事務所であった。41人という少数精鋭の弁護士が勤務するこの事務所は、全米の優秀な法学部2000人をふるいにかけ、ミッチェル一人にアタックをしてきていたのだ。この法律事務所は、他のどの法律事務所よりも良い労働条件を提示。最初の1年の基本給8万ドルで、半年後には5千ドルの昇給。さらに、9千ドルのボーナスを支給。その他に、家を購入するための低金利融資、数カ所の保養施設、多額の引退年金プランが用意されるうえに、BMDの新車がプレゼントされ、最後には、勤務の時に着る新しいスーツを買うために5千ドルの小切手がミッチェルに手渡された。幼少の頃の貧困生活の中でつらい思いを味わった彼の心に芽生えたのは、果てしなき成功への渇望。それが彼の心の源であり、今の彼を築いていた。持ち前のハングリー精神で週80時間の労働をこなしていくミッチェル。年間50万ドルの収入を手にし、50歳のころにはほとんどの人が勇退できるほどリッチな生活。そんな生活設定を描きながら、業務の80パーセントが税金関係で離職率ゼロのこの事務所で、ミッチェルは一番望んでいた成功を手にしたかのように思った・・・。
出演:トム・クルーズ、ジーン・トリプルホーン、ジーン・ハックマン、エド・ハリス、ホリー・ハンター、ハル・ホルブルック、デヴィッド・ストラザーン、マーゴ・マーティンデイル、ウィルフォード・ブリムリー、トビン・ベル
★★★★★ いい映画だぜ
カフカの小説のような理不尽な世界に落とされて、そこから抜け出せないという展開が面白かったし、結末もジョン・グリシャムの原作とは違うけどまあまあすっきりしてよかった気がする。何よりトム・クルーズに最適な役でよかった。よかった。
★★★★☆ 欲と悪徳のサスペンス、アクションもあり
法律関係、難しそうな印象のあるタイトルだけど、結構分かりやすく観れました。もっとガッツリと法律トークバトルがあるのかと思ったけど、欲と悪徳をテーマにしたサスペンスで素直にハラハラと楽しめました。私は俳優とか絶望的に疎いので、トム・クルーズだと全然分からず最後まで見終えてしまいました。つまり周りを固める俳優陣が強烈なインパクト。しかし世間知らずだった主人公が社会に出てハメられ、やがて個として戦うことを覚えていくのが面白いです。FBIが敵なのか味方なのかどっちつかずの関係だったのが、最後には多少はわかりあえたような塩梅になっていくのは楽しいですね。オチの意外性というか、少しひねった結末は後味が上品で良いでしょう。そして音楽が素晴らしい。デイブグルーシンの曲だということで納得。サスペンスをとても爽やかに彩っています。
★★★★☆ 若き弁護士が選んだ道
2時間半ありますがテンポがいい。要所要所での音楽と相まって非常に見やすく、そして話に引き込まれます。終盤、いろんな場所での出来事が同時進行してしっかり見てないと分かりにくくなりそうなところもあったけど、緻密に構成されておりこれがまたおもしろい。守秘義務を犯して弁護士としての自分を犠牲にして悪を摘発するべきか否か、悩んだ末トムが選んだ解決法にはなかなかよい鑑賞後感が残りました。 若き日の情熱あふれるトム、悪徳弁護士のジーン・ハックマン、FBI捜査官のエド・ハリスなどそれぞれ魅力ある役者が揃ってます。(あと悪役側のヒットマンの一人、SAWのジグソウでした。最近見たので気づいたのですが。目つき怖いです。)安心してオススメできる一本。はらはらどきどきしながら見てください。
作品の詳細
作品名:ザ・ファーム 法律事務所 |
原作名:The Firm |
監督:シドニー・ポラック |
脚本:ロバート・タウン、デヴィッド・レイフィール、デヴィッド・レーブ |
原名:ジョン・グリシャム『法律事務所』 |
公開:アメリカ 1993年6月30日、日本 1993年7月24日 |
上映時間:155分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4200万ドル |
興行収入:2億7000万ドル |
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