『西部戦線異状なし』の名監督ルイス・マイルストンとカーク・ダグラス初出演作という隠れた名作
ストーリー:幼いころに犯した罪を抱えたまま、大人になったマーサ(バーバラ・スタンウィック)とウォルター(カーク・ダグラス)、そしてサム。彼らは18年後再会した。サムが過去の秘密により脅しをかけてくるだろうと考えたウォルターは、サムを陥れることを計画する・・・。
出演:バーバラ・スタンウィック、カーク・ダグラス、リザベス・スコット、ヴァン・ヘフリン、ジュディス・アンダーソン、ダリル・ヒックマン
★★★★★ ルイス・マイルストンの良作フィルムノワール
なんといっても演技陣がすばらしい。バーバラ・スタインウィックはパッションに満ちた訳ありの富豪を水を得た魚のごとく快演。タフでありながらエレガントな彼女の魅力を堪能できます。女富豪の夫で悪徳弁護士を演じるカーク・ダグラスも後のキャラクター造形の原型とも言える怪演を披露。思えばこの人、もっと積極的に悪役をやったほうが良かったのではないかと今になって感じます。ヒーローの役割を担う風来坊にヴァン・へフリン。通常は優れた助演者として馴らした人ですが、その演技力の幅を活かして違和感のない伊達男ぶりを見せます。彼と恋に落ちる女を演じたリザベス・スコットも可愛いです。ストーリーとしては、忌まわしい過去とそれをひた隠す現在とが巧みな脚本でつづられていて面白い。後ろめたさに苛まれる富豪夫婦と運命のいたずらか再び関わっていく風来坊との精神的な駆け引きがスリルの導線となっているのですが、細部まで秘密が明かされないことが返って人間ドラマを深めています。それだからこそ、クライマックスの全てが明らかになるシーンのインパクトは増すというもの。マイルストン監督の緻密な演出が光る良作人間ドラマは大いに再評価に値する出来です。
作品の詳細
| 作品名:呪いの血 |
| 原作名:The Strange Love of Martha Ivers |
| 監督:ルイス・マイルストン |
| 脚本:ロバート・ロッセン |
| 公開:1946年6月13日 |
| 上映時間:116分 |
| 制作国:アメリカ |
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