スリラー

殺人者はライフルを持っている!

実際の事件に着想を得て、引退宣言した映画俳優と銃乱射魔の姿を描くサスペンス!

ストーリー:ある歪んだ理由から、自分の家族をライフルで射殺した青年ボビー(ティム・オケリー)。彼はハイウェイで凶行を繰り広げ、街の人々を恐怖に陥れると、あるドライブ・イン・シアターに逃げ込む。同じ頃、そのドライブ・イン・シアターには引退を決意した怪奇映画スター、バイロン・オーロック(ボリス・カーロフ)が特別ゲストとして来場していた。やがて映画が上映される中で、無差別殺人の幕が切って落とされた・・・。

出演:ボリス・カーロフ、ティム・オケリー、アーサー・ピーターソン、モンティ・ランディス、ナンシー・スー、ピーター・ボグダノヴィッチ、スタッフォード・モーガン、ジェームズ・ブラウン、メアリー・ジャクソン、ティムバーンズ、サンディ・バロン、ジェラルディン・バロン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 怪奇映画とサスペンス・スリラーの合体、異色の傑作スリラー。

無差別連続狙撃魔と往年の怪奇俳優の対決という大胆な構図。奇抜なクライマックスが見事な展開だった、風変りなスリラー映画の傑作(1968年製作)。何の不自由もない平凡な好青年ボビー(ティム・オケリー)が、突然ライフル魔となり、淡々と人を撃殺していく。手始めに身内から射殺するという異常な妄想に取り憑かれた男の異様な迫力と凄まじさを感じさせる。引退を間近に控えた老怪奇俳優(ボリス・カーロフが好演)との接点はドライブイン・シアターである。伏線も上手く敷かれている。内容の説明はこれ以上は不用と言える。サスペンス・スリラー系の作品を好みの方にお勧めできる良質映画の1本だ。ロジャー・コーマンの無茶苦茶とも思える厳しい企画や条件の中、離れ技とも言える脚本を書き、見応え満載の面白さに仕上げたピーター・ボグダノヴィッチ監督(兼出演))の演出力が、大変素晴しい。賞賛に値するので★5つの進呈(!)。

★★★★☆ Targets

テキサスの大学の塔の上から15人を殺し、30人以上の重軽傷者を出した大量殺戮を行ったチャールズ・ホイットマンを元にした映画だ。この作品の主人公のボビーの特異な点は、彼は何一つ不自由していない、真面目な白人の青年であるということだ。彼はハンニバル博士のような天才ではないし、タクシードライバーのトラヴィスのような孤立した男ではない。しかし彼は、人を殺したいという衝動がおさえられない。それが何よりも怖い。(実際のチャールズ・ホイットマンも世の中に不満があった、人が憎いなどといった理由はなく、ただ人が殺したいという理由で大量殺戮を犯した)ドライブ・イン・シアターでの殺戮では主人公ボビーの話ともう一つのストーリーが交差する。低予算ながら非常に不気味で不思議な雰囲気が漂う映画だ。

作品の詳細

作品名:殺人者はライフルを持っている!
原作名:Targets
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
脚本:ピーター・ボグダノヴィッチ
公開:アメリカ 1968年8月15日、日本 劇場未公開
上映時間:90分
制作国:アメリカ
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