西部劇映画

昼下りの決斗

男たちの裏切りと友情が、哀愁たっぷりに描かれる傑作西部劇

ストーリー:ゴールドラッシュのカリフォルニア。金塊護送を頼まれた老いたる保安官スティーブ(ジョエル・マクリー)と無法者ギル(ランドルフ・スコット)。若者ヘック(ロン・スター)と三人で心もとない旅に出るが、その金を盗んでしまおうというギルとヘックのたくらみがスティーブにばれ、武器を取り上げられてしまう。が、折悪しく強盗に襲われて凶弾に倒れたスティーブは、護送遂行を頼んで息をひきとっていった・・・。

出演:ランドルフ・スコット、ジョエル・マクリー、マリエット・ハートレイ、ロン・スター、ウォーレン・オーツ、R・G・アームストロング、L・Q・ジョーンズ、ジェニー・ジャクソン、ジョン・デイヴィス・チャンドラー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 落日の西部劇

サム・ペキンパー監督作品。どちらかと言えばジョエル・マクリーが主役的な立ち位置の内容で、ストーリー展開はヘンリー・ハサウェイ監督作品、「悪の花園」に共通したところがみられ、ゲイリー・クーパーとリチャード・ウィドマークの二人の友情を描いたこの作品と本作品の二つは全く逆のラストを迎えるが、どちらも見応えのある作品でした。さて、ジョエル・マクリーの作品を初めて観たのは、ヒッチコック監督の「海外特派員」で、このサスペンス仕立ての作品の中でロジャー・ムーアに似た雰囲気の彼の佇まいや演技はとても印象に残るものでした。西部劇の神髄である、ヒーローであり早撃ちを得意とするガンマンが無法者をバッタバッタとやっつける。そんな胸のすくような大活劇はあまり期待できませんが、「老骨に鞭打つ」二人の主人公の友情は理解できるものです。

作品の詳細

作品名:昼下りの決斗
原作名:Ride the High Country
監督:サム・ペキンパー
脚本:N・B・ストーン・Jr
公開:アメリカ 1962年6月20日、日本 1962年7月14日
上映時間:94分
制作国:アメリカ
製作費:80万ドル
興行収入:200万ドル
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