ラスト3分! 心臓よとまれ!あなたはこの島で見た事を、決して話してはならない・・・。
ストーリー:1911年。太平洋上で嵐のため沈没した船から一人救命ボートで脱出した青年アンドリュー(マイケル・ヨーク)は、数日の漂流の末、ある孤島に辿り着いた。島をさまよううちに落とし穴に落下して気を失ったアンドリューは気がつくと、ドクター・モロー(バート・ランカスター)の屋敷にいた。モローはこの島で生物の遺伝に関係する染色体を研究している事を話し、密林と研究室には近づくなとアンドリューに警告する。ある日、密林で獣のような姿をしている生物を目撃したアンドリューはモローの研究に不審を抱き、研究室に忍び込むが、そこで戦慄の真相を知ることとなる・・・。
出演:バート・ランカスター、マイケル・ヨーク、バーバラ・カレラ、ナイジェル・ダヴェンポート、リチャード・ベイスハート、ニック・クラヴァット
★★★★☆ よくできた風刺、よくできたアクション
わかりやすい風刺で良い。細胞・遺伝学が行き過ぎるとこうなるのでは、という世界を監督並みの考えで表現した感が強い。アクションも凝っていて◎。スタントがいたとはいえ、CGのレベルがまだまだ低い1970年代に、どうやって本物のトラやヒョウと戦ったのだろう。あのシーンだけはどうみても、合成には見えないのだ。ちなみに、70年代の作品に優れた特殊メイクやカメラワークを求めてはいけない。その点さえ了解していれば、かなり楽しい作品。
作品の詳細
作品名:ドクター・モローの島 |
原作名:The Island of Dr. Moreau |
監督:ドン・テイラー |
脚本:ジョン・ハーマン・シェイナー |
原作:H・G・ウェルズ『モロー博士の島』 |
公開:アメリカ 1977年7月13日、日本 1978年1月28日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
製作費:600万ドル |
興行収入:400万ドル |
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