戦争映画

攻撃

激戦地に渦巻く憎悪と執念。卑劣な上官に猛然と立ち向かう一人の男!

ストーリー:第2次世界大戦末期のヨーロッパ戦線。臆病な上官クーニー大尉(エディ・アルバート)に部下を見殺しにされたコスタ中尉(ジャック・パランス)は彼を断罪しようとするが、名士の息子であるクーニーは彼を利用して出世をたくらむバートレット大佐(リー・マーヴィン)の庇護下にあった。そして、クーニーの浅はかな戦略のもと、コスタの隊は再び戦地へと突入する。果たして彼らは陥ってしまい・・・。

出演:ジャック・パランス、エディ・アルバート、リー・マーヴィン、ロバート・ストラウス、リチャード・ジャッケル、バディ・イブセン、ジョン・シェポッド、ウィリアム・スミサーズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ド迫力な人間ドラマに圧倒される軍隊映画の傑作

直属の上司である大尉の敵前逃亡によって部下を見殺しにされた中尉の主人公は、その大尉に復讐を誓い、凄まじい執念で追いつめるというストーリー。戦闘シーンはあるが、そのアクションだけを取り出してみれば、いささか物足りなく思う人もいるだろう。だが、アクションの背後にある苛烈な人間ドラマに支えられ、緊迫感は保たれている。寡黙だが信念を貫く主人公の中尉、大言壮語だが臆病な大尉、大尉の父親の威光を借りて政界進出をもくろむ大佐、主人公の同僚で良心と上司の圧力との板挟みに苦悩する中尉など、様々な思惑が入り乱れてド迫力な人間ドラマが展開される。主要人物が一か所に集結するクライマックスは圧巻の一言。まさしく最後まで目が離せない。戦争映画というよりは、軍隊映画(軍隊における組織対個人というテーマに重きを置いているという点で、軍隊映画と言った方がしっくりくる)の圧倒的傑作です。

★★★★☆ 身につまされ、心打つ

戦争映画には間違いないが、無能な上司が有能な部下を消耗品扱いして多大な犠牲を出して自分は安寧。あわよくば立身出世という図式は戦争でなくても古来からのテーマ。理不尽な不正義が繰り返される人間社会に対する怒りは収まることはない。その図式に乗れる者、すなわちクーニーのごとき輩がなぜか上司のポジションに収まる。何故この図式は断ち切ることができないのか?監督の激怒が伝わって来る。感想は義憤。

作品の詳細

作品名:攻撃
原作名:Attack
監督:ロバート・アルドリッチ
脚本:ジェームズ・ポー
公開:アメリカ 1956年10月17日、日本 1956年11月1日
上映時間:107分
制作国:アメリカ
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