スリラー

鑑定士と顔のない依頼人

監督トルナトーレ×音楽モリコーネが仕掛ける、豪華で知的で刺激的な謎が散りばめられた“極上のミステリー”

ストーリー:物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)。それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。ところが、依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?謎はまだ、入口に過ぎなかった・・・。

出演:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、シルヴィア・フークス、ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソン、ダーモット・クロウリー、キルナ・スタメル、リヤ・ケベデ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 映像が美しい

美術品豪華なお屋敷、品のいい店など、綺麗な映像が始終非日常を楽しませてくれる。どのシーン、どのセリフを切り取っても味わい深く奥の深い大人の映画。物語の世界に引き込まれて時間が経つのを忘れてしまった。偏屈老人と広場恐怖症の美女のラブストーリーかと思いきや、衝撃のどんでん返しが。普段ラブストーリーを見ると眠くなるのだが、魅せ方がうまいのか最後まで飽きずにみられた。2回目に各所に散りばめられた伏線を探して答え合わせをするのも楽しい。2回目は1回目とは違った楽しみのできる2度美味しい映画。

★★★★☆ オチだけじゃない

ハッとするオチの映画とカテゴライズされていますが、そのオチについては中盤から読めてしまったので、やっぱりなぁーという感想でした。ただ、この映画の本質はその先のような気がします。いかなる贋作の中にも本物はある、そのキーフレーズを作品の最後にじっくり考えさせられる、その点がこの映画の面白みなんだと思います。監督いわく、ハッピーエンドの作品ということです。その意図を探るのが面白いのではないでしょうか。

★★★☆☆ 気持ちのいい騙され方じゃない

構成は見事だし、全体的におしゃれで格調高く作られた精巧な作品であることは確かなものの、視聴者を騙すことに集中するあまり騙す意味で空振りしてしまったような気がします。たしかに主人公は善人ではなかったかもしれませんが、だんだんと人を愛する心を理解し始めていたのも事実です。それなのにこのオチは少々ビターすぎると感じました。そのビター加減を調整するべく「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」というワードを残し、あたかも虚構の中の愛だけは本物だったかのような若干の希望を匂わせるエンディングにしていますが、残念ながらそれだけではどうにも心のもやもやをフォローしきれず・・・。この結末に持っていくのであれば、主人公をもっと騙されてしかるべき悪人に描いておかないとただの悪趣味な老人いじめ映画になっていまうと思います。そういう意味では描写のバランスも悪かったんじゃないでしょうか。苦みの効いた高尚な作品と言ってしまえばそれっぽくも見えるのですが、正直見終わったあとに釈然としないものを禁じ得なかったです。むしろもう1回どんでん返しがほしかったぐらいですね。ジェフリーラッシュの演技が素晴らしかったのでなおさら惜しい気持ちになりました。

作品の詳細

作品名:鑑定士と顔のない依頼人
原作名:La migliore offerta
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
公開:イタリア 2013年1月1日、日本 2013年12月13日
上映時間:131分
制作国:イタリア
製作費:1800万ドル
興行収入:2000万ドル
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