スリラー

ダイヤルMを廻せ!

夫が仕掛けた恐ろしい罠!そして殺人・・・

ストーリー:英国のロンドン。元テニス選手のトニー(レイ・ミランド)は、財産家の娘である妻マーゴ(グレイス・ケリー)が相続する遺産を狙って殺害を計画。昔の学友スワン(アンソニー・ドーソン)の弱みにつけ込み、彼にマーゴを絞殺するよう仕向けるが、抵抗したマーゴがとっさにつかんだハサミで逆にスワンを刺殺してしまうという予期せぬ事態に。そのことを知ったトニーは先回りして新たな偽装工作を施し、マーゴが米国のTV業界人マーク(ロバート・カミングス)と不倫していると証明することでマーゴを窮地に追い込むが・・・。

出演:グレース・ケリー、レイ・ミランド、ロバート・カミングス、ジョン・ウィリアムズ、アンソニー・ドーソン、レオ・ブリット、パトリック・アラン、ロビン・ヒューズ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 舞台演劇の面白さを映画で

派手な動きが無く却って新鮮な感覚が持て、登場人物の顔の表情の微妙な変化を映し出す映画ならではの光と影の描写が良い。

★★★★★ サスペンスの金字塔

弱みを握った相手を脅し、妻の殺害を依頼。しかし逆に殺されてしまったら・・・。様々に張り巡らした伏線。息詰まる襲撃シーン。グレース・ケリー同様、今後も映画史に永遠に名を残すであろう、サスペンスの名作です。ところで、ヒチコックの登場シーンってありました?見つけられなかったんですけど。

★★★★☆ アリバイとトリックを旨く使いこなしての密室殺人

ヒッチコックの代表作のひとつで、最初から犯人はわかっているのですが、いわゆる密室殺人のトリックを暴いてどうやって真犯人を探し出すかという捜査過程の醍醐味を思う存分に楽しませてくれる作品です。犯人としてはアリバイ工作を周到に計画するのですが、完璧なアリバイ工作などできないことを裏付けする刑事とのやりとりが面白い。レイ・ミランドのち密すぎるぐらいの演技がとてもリアルであったが、最後は刑事の罠にまんまとはまって御用となった。なるほどと思うラストシーンにため息がこぼれました。良かったですよ。

作品の詳細

作品名:ダイヤルMを廻せ!
原作名:Dial M for Murder
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:フレデリック・ノット
公開:アメリカ 1954年5月29日、日本 1954年10月27日
上映時間:105分
制作国:アメリカ
製作費:140万ドル
興行収入:600万ドル
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