明日がもっと好きになる
世界中を感動で包んだ『最強のふたり』がハリウッドでリメイク!
ストーリー:スラム街出身で無職、妻と息子にも見放されたデル(ケヴィン・ハート)は、ハンディキャップを持つ大富豪フィリップ(ブライアン・クランストン)の介護人として働くことになる。秘書のイヴォンヌを始め周囲は、キャリアも教養もなくお調子者のデルを雇うことに反対する。だが、お互いに一人の人間として接し、刺激し合う二人は忘れていた充実した日々に満たされていく。しかしフィリップの心には、誰にも言えない秘密があった。そんなある日、ふたりを揺るがす出来事が起きてしまう。果たしてどん底だった彼らは<人生のアップサイド>に辿り着けるのか?
出演:ケヴィン・ハート、ブライアン・クランストン、ニコール・キッドマン、ゴルシフテ・ファラハニ、アヤ・ナオミ・キング、テイト・ドノヴァン、ジャヒ・ディアロ・ウィンストン、ジュヌヴィエーヴ・エンジェルソン、ジュリアナ・マルグリーズ
★★★★★ 笑えて泣けて後味スッキリ!素直に楽しめよ!
この映画、フランス映画『最強のふたり』のリメイクですね。リメイクというと、とかく評価が厳しくなる映画批評家も多いですが、素直に楽しむべき映画ですよ。てか、元の映画観ててもコイツは楽しめる。『ブレイキング・バッド』で大暴れしてくれたブライアン・クランストンと、『ナイトスクール』でも抱腹絶倒させてくれたケヴィン・ハートの、何ともチグハグなやりとりはベストキャスティングだと思う。とにかくテンポが良いし歯切れも良い。そしてニコール・キッドマンが華を添えている。ニコール・キッドマンの優等生ぶりがコミカルに見えてしまうのも、台本が良いんだろうね。フランスの元映画はもっとデル(ケヴィン・ハート)がフィリップ(ブライアン・クランストン)の障がいをいじるくだりが強烈だったけど、このハリウッド版はマイルド。このあたりは市場規模を考えるとさすがに元映画のようには自由はきかないでしょうね。でも、あの手この手で元映画でのキャラクターのニュアンスを表現できていると思う。デルとフィリップの掛け合いはなかなか楽しめますよ。それと元映画よりフィリップの恋愛事情やデルの奥さんや子供の描写がしっかりしており、キャラクターを深堀りすることがきちんとできていて好感が持てる。筋書きはさすがにリメイクだけあって、本作品のほうが流れもスマートにできていると思います。そしてハッピーエンドがしっかりと明確に描かれている。ここはやっぱりハリウッド。ぼかしたりしない。キッチリとハッピーエンド。後味の良さは保証しますよ。笑えて泣けて後味スッキリ。時間があるなら観るべき作品だと思います。ってことで★5つ!
★★★★☆ 人に尽くす
もとになった方の映画をすでに二度も見て知っていたが、あれ?リメイクされたんだと思って試しに見てみた。そしたら冒頭シーンからまったく同じ始まりで、あれ、まったくなぞるだけか?じゃあやめとこうかなと思ったが、ニコール・キッドマンがどんな役どころを演じるのかは確認してみようと思ってるうちに最後まで見てしまった。もとになった映画と細部を比べてもしょうがないが、やっぱりもともと素晴らしい話なのでリメイク版もそれなりに感動的な作品だった。ニコールも良い。彼女のこういう優しい、柔らかい役柄を初めて見た気がする。雇われた身でボスに尽くす、介護の仕事として要介護者に尽くす、それ以上に心が砕けた友人を元気付けるために何をするのか。そこに心を打たれる映画だ。もとになった映画『最強のふたり』、そしてこちらの『THE UPSIDE 最強のふたり』、どっちを見ても間違いはない。
★★★☆☆ まあ普通にいい話
『最強のふたり』と両方見た立場として、悪人ぶりはこちらのほうがキャラが立ってるように思います。わがままなパトロンぶりも、こちらのほうが。というのも、後から制作しているから、それだけ意識しているのでしょう。どちらもいいとは思いますが。メッセージが、世間一般からちょっと浮世離れしているかなと。共感できる場面や人はあまり多くは無い。まあ普通にいい話という程度で。
作品の詳細
作品名:人生の動かし方 |
原作名:The Upside |
監督:ニール・バーガー |
脚本:ジョン・ハートメア |
公開:アメリカ 2019年1月11日、日本 2019年12月20日 |
上映時間:126分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3700万ドル |
興行収入:1億2100万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |
楽天市場で探す |