完全復活を遂げたオスカー監督メル・ギブソンが放つ、戦争映画史を塗り替える衝撃の実話!
戦場で一切の武器を持たず、1人で75名の命を救い続けた兵士がいた・・・戦争の常識を覆し続けた男の、奇跡と驚愕の実話。
ストーリー:緑豊かなヴァージニア州の田舎町で育ったデズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、第2次世界大戦が激化する中、陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からは反対され、恋人のドロシー(テリーサ・パーマー)は別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。だが、訓練初日から、デズモンドのある“主張”が部隊を揺るがす。衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」と固く心に誓っていたのだ。上官と仲間の兵士たちから責められても、デズモンドは頑として銃をとらない。とうとう軍法会議にかけられるが、思いがけない助けを得て、主張を認められたデズモンドは激戦地の〈ハクソー・リッジ〉へ赴く。そこは、アメリカ軍が史上最大の苦戦を強いられている戦場だった。1歩、足を踏み入れるなり目の前で次々と兵士が倒れて行く中、遂にデズモンドの〈命を救う戦い〉が始まる・・・。
出演:アンドリュー・ガーフィールド、ヴィンス・ヴォーン、 サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ライアン・コア、テリーサ・パーマー、レイチェル・グリフィス、リチャード・ロクスバーグ、マット・ネイブル
★★★★★ 戦争の悲惨さ
戦争の悲惨さ・残酷さを描いた作品です。しかしそれだけではなく主人公個人の信念が何者よりも強いことを教えてくれた映画でもあります。太平洋戦争では日米がこうした残酷な戦争を行っていたのだと思うと、今の平和な日本がいかにありがたいかがよくわかります。主人公が一人で100人近く負傷兵を救うために崖の上に残ったのは、日米関係なく人間としてとても素晴らしい行動だったと思います。終戦後、良心的兵役拒否者としてははじめて勲章を授与されたとのことですが、当然のことでしょう。こうした行動は誰もができるわけではありません。米国はもっと主人公の行動を、学校の授業などで教えていくべきだと思います。ひさしぶりにいい映画でした。ぜひご覧ください。
★★★★☆ 見て損はないとは思う
戦争に参加した兵士の姿や気持ちをよく再現していると思うが、どうしても日本兵の姿が残虐な悪いイメージで見える。アメリカ主体で戦い勝ったことを美化したイメージで最後は感じた。ただ、現実沖縄でこのような戦いであっただろうと良く分かる。日本もアメリカも悲惨だったことを一緒に感じられたらより良かったと思う。全体的に見て損はない映画だと思う。
★★★☆☆ 信念を貫くことの難しさと信念を貫く人を尊重することの難しさを感じました
本人にとって「信念」であることが、他者から見ると「くだらない意味不明のこだわり」に見えてしまう。だから、逆に言うと自分から見て「くだらない意味不明のこだわり」に見えたとしても、そうしたこだわりの本人なりの意味を理解するよう(社会的存在としての)我々は常に努力するべきなのでしょうし、たとえわからなかったとしても、最低限、そうしたこだわりできるだけ尊重するよう心掛ける必要があるのだと改めて感じました。 映画としての評価は、上記のような個人の信念を巡る人と人とのやり取りについて改めて考えさせられたという意味において、よい映画だったと思うのですが、だとすると後半の戦闘シーンは本当に必要だったのかどうか私としては疑問に思いました。戦争という極限の状況においても、周囲の圧力に安易に妥協するのではなく、個人の信念に従って行動し続けたというところに意義があるのであって、その人が実際の戦場で活躍したのかどうかはまた別問題だと思うからです。もしも、この主人公が戦場でまったく活躍できなかったとしても、自分の信念に従って行動したということの意義はまったく薄れないはずなのですが、「信念を貫いた」ということと「戦場で活躍した(多くの兵士を救出した)」ということの意義がごちゃ混ぜにされてしまった印象を受けて、その点は少し残念な気がしました。 あと、日本兵が切腹するシーンなどもどうしてこの映画に必要だったのか私には疑問でした。
作品の詳細
作品名:ハクソー・リッジ |
原作名:Hacksaw Ridge |
監督:メル・ギブソン |
脚本:ロバート・シェンカン |
公開:オーストラリア 2016年11月3日、日本 2017年6月24日 |
上映時間:139分 |
制作国:アメリカ、オーストラリア |
製作費:4000万ドル |
興行収入:1億8000万ドル |
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