1970年代に一世を風靡したグラムロックを題材にしたロックムービー
ストーリー:1974年、グラムロック・シーンの頂点にいたスター、スレイド(ジョナサン・リース=マイヤーズ)がステージ上で暗殺されるという衝撃の事件が起きる。だが後日、すべてはスレイド自身が仕組んだ狂言と発覚、逆風にさらされた彼はスターの座から転落、姿を消した。10年後。ヘラルド誌の記者アーサー(クリスチャン・ベール)は、彼の消息を追う記事を任される。アーサーはスレイドに傾倒し、グラムの盛衰とともにあった自分の青春時代を思い出し、気が進まないまま取材を始めのだが・・・。
出演:ジョナサン・リース=マイヤーズ、ユアン・マクレガー、クリスチャン・ベール、トニ・コレット、エディー・イザード、エミリー・ウーフ、マイケル・フィースト、ミッコ・ウェストモアランド、ルーク・モーガン・オリバー、ドン・フェローズ
★★★★★ グラムロック・・・その一大ムーブメントを艶やかに描いている。
中世的なメイク、煌びやかなファッションを身にまとう特徴のロックスタイルが“グラッムロック”。1970年代前半のイギリスで爆発的に流行ったムーブメント、その代表と言えば、やはり“デヴィット・ボウイ”であろう。ボウイをモデルにした(と思われる)主人公ブライアン・スレイド(ジョナサン・リース=マイヤーズ)が、一気にスターダムにのし上がった後、転落していく、栄枯盛衰のさま、公私にわたる盟友カート・ワイルド(ユアン・マクレガー)との交流が、グラムカルチャーの誕生から終焉までと重ねながら描かれている。また、狂言回しとして当時を回顧するのは、グラム・ファンの新聞記者アーサー・スチュアートでクリスチャン・ベールが演じている。ジョナサン・リース=マイヤーズ、ユアン・マクレガーといった派手な登場人物の中にあって決して見劣りのしない深みのある演技でその存在感をアピールして高く評価された。グラム〜パンク〜ニューウェイブ・・・とイギリスの音楽シーンはつながってゆく。
作品の詳細
作品名:ベルベット・ゴールドマイン |
原作名:Velvet Goldmine |
監督:トッド・ヘインズ |
脚本:トッド・ヘインズ |
公開:イギリス 1998年10月23日、日本 1998年12月5日 |
上映時間:124分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:900万ドル |
興行収入:430万ドル |
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