ドラマ

ダウト〜あるカトリック学校で〜

“疑い(DOUBT)”という人間の心に巣食う闇を大胆に浮き彫りにした、究極のヒューマン・サスペンス

ストーリー:シスター・アロイシス(メリル・ストリープ)は、誰もが恐れる厳格な聖ニコラス・スクールの校長。彼女は進歩的で生徒たちに人気のあるフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)を心の奥で嫌悪していた。ある日、シスター・アロイシスは、フリン神父がひとりの男子生徒に特別な興味を示しているという噂と、それを裏付ける彼の行動を耳にする。目撃者も証拠もなく、あるのはただ“疑惑”だけ―。しかしシスター・アロイシスは自分の抱く疑念を確信へと変え、フリン神父を追いつめる・・・。

出演:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィス、アリス・ドラモンド、オードリー・ニーナン、スーザン・ブロンマート、キャリー・プレストン、ジョン・コステロー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 最後が圧巻

サラリーマン社会でもこのような主人公がいます。本人は正義感で実行しているのですが、本人自身も心のどこかで気がついているのに、寛容さが出せない自分に逆の正義感を心理学で言う「代償」にしているのでしょう。ある面で可哀想です。最後のシーンが圧巻です。

★★★★★ 会話シーンの緊迫感

出演者4人の舞台劇の映画化。映画は、登場人物も多く、カトリック学校の様子や神父、シスターの日常も描かれています。具体的な証拠のないまま、「疑い」の念だけで校長はフリン神父を排除しようとする。彼女にとっては「疑い」を確信した時点でそれは「現実」でありフリン神父や少年の母親の言葉にも「正義・規律」を盾にして反論する。「噂」は、それが事実でもそうでなくても枕を裂いて八方へ飛んでいく羽根のようなものであり、それを拾いあつめることは難しい。「疑惑」も然り。この映画は真実を追求する話ではない。これでよかったのだろうか、自責の念にかられる校長の姿は人間が「疑い」を持って何か行動を起こすことがどんなに難しいものかを見せてくれる。メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの会話のシーンは緊迫感もあって見応え十分。神父のキャラクターが、いい人にも怪しい人にも見える演出(手・爪など)も素晴らしい。

★★★★☆ 「疑」に関する最高の傑作!

とても鋭いテーマを描写した作品で、繊細な演技をしたメリル・ストリープが最高です。彼女の選択や「疑」はとても人間らしく大いに共感できます。

★★★☆☆ シスター・ジェイムズ

純粋無垢なシスターであったはずが、フリン神父に・・・シスター・アロイシス校長に・・・ダウト(疑惑)で心を乱して行く。ラストに取った行動は何を意味するのか!?神父は卑猥な会話を肴に酒や煙草を飲み血が滴る肉を食らうだらしないオヤジに見える。対するシスターは牛乳を飲み粗末な食事をする規律正しい人に見える。また渦中の男子生徒の母親の話も聞くに恐ろしいが、結局我々観客は真実は分からずじまいである。校長は映像的に見て天罰が下っている様に見えるが・・・。見終わって思うことは、推測の域を超えることなく「・・・を見た話」で核心には触れずじまいで映画として詰まらない。これが「藪の中」話の様に、真相はこうだと思うと4人それぞれの話と討論であったら面白いと思った。

作品の詳細

作品名:ダウト〜あるカトリック学校で〜
原作名:Doubt
監督:ジョン・パトリック・シャンリー
脚本:ジョン・パトリック・シャンリー
公開:アメリカ 2008年12月25日、日本 2009年3月7日
上映時間:104分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:5000万ドル
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