人を殺めた男。美しい妻。目撃した男。危険な秘密と欲望を内に秘めて逃亡する三人。罠か、それとも愛か
ストーリー:1962年、ギリシャのアテネでツアーガイドをしている米国人青年ライダル(オスカー・アイザック)が、パルテノン神殿で優雅なアメリカ人紳士チェスター(ヴィゴ・モーテンセン)とその妻コレット(キルスティン・ダンスト)とめぐり合う。リッチで洗練された夫妻にたちまち魅了されたライダルは、彼らのガイドを務め、楽しい夕食のひとときを共にする。ところがその夜、チェスターがホテルの部屋に現れた探偵を殺害し、ライダルがその後始末を手助けしたことから3人の運命は激変。実はチェスターは大勢の投資家を欺き、大金を奪った詐欺師だったのだ。船とバスを乗り継ぎ、偽造旅券が届くクレタ島へ向かう道中、ライダルはコレットと親密な関係となり、嫉妬心に駆られたチェスターは平常心を失っていく。やがて警察の捜査網にも追いつめられた3人は、もはや後戻りできない破滅への道を突き進んでいくのだった・・・。
出演:ヴィゴ・モーテンセン、キルスティン・ダンスト、オスカー・アイザック、イジット・オツセナー、デイジー・ビーヴァン、デヴィッド・ウォーショフスキー、オミロス・ポールアキス
★★★★☆ ヒッチコックを彷彿とさせるスリラー
太陽がいっぱい(リプリー)などの原作者の作品を元にしたと言うことで犯罪映画として見に行きました。ヒッチコック作を思わせるストーリーテリング(映像ではない)のスリラー映画で最後まで緊張感を持って見続けました。派手さは無いけれども渋い良作です。見所はキルスティン・ダンストがいい女になってるとこ!
★★★★☆ クラシカルなサスペンス映画
本作は、異国ギリシャを舞台にした男女のドラマである。アメリカ人の詐欺師、その美人妻、インテリな観光ガイドが陸続きな地中海で事件を巻き起こす。小さな嘘から大きな嘘、金、自由への逃亡と時代設定も正確でスマホもネットもない時代の良さを味わえる。サスペンス映画としては、地味だが本筋が通っていて面白い作品になっている。
★★★☆☆ 劣化コピー
ヴィゴ・モーテンセン目当てで見て、『太陽がいっぱい』に似てるなと思ったら同じ原作者だった。残念ながらあの不屈の名作に遠く及ばない。あれはあの時代にしか撮れなかった映画なのだろう。『太陽がいっぱい』が撮られたのは第二次世界大戦からまだ十数年、南欧の眩い海と太陽の中に濃い生と死の気配があった。これは劣化コピーとしかいいようがない。
★★☆☆☆ がっかりした低調なサスペンス
V・モーテンセンをはじめとする豪華キャストに『太陽がいっぱい』のP・ハイスミス原作とあって、見応えあるサスペンスを期待したが展開が単調で正直もうひとひねりがあるかと思ってみていたが、なにもないままに終わったという感じでがっかりした。低調なサスペンス映画といったところ。
作品の詳細
作品名:ギリシャに消えた嘘 |
原作名:The Two Faces of January |
監督:ホセイン・アミニ |
脚本:パトリシア・ハイスミス『殺意の迷宮』 |
公開:イギリス 2014年4月16日、日本 2015年4月11日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
興行収入:450万ドル |
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