スリラー

誘拐の掟

L・ブロックの小説“マット・スカダー”シリーズの1編「獣たちの墓」を、ハリウッドを代表する脚本家のひとり、S・フランクが監督も兼ねて映画化

ストーリー:「妻を誘拐した犯人を探して欲しい」。ニューヨーク市警の元刑事である無免許の私立探偵マット・スカダー(リーアム・ニーソン)のもとに、不吉な依頼が舞い込んできた。裕福なドラッグ・ディーラーの美しき妻が何者かに誘拐され、40万ドルの身代金を奪われたうえに、惨たらしい手口で惨殺されたのだ。スカダーの丹念な調査の結果、正体不明の二人組の犯人は警察に通報できない麻薬関係者の身内ばかりを狙い、血も涙もない凶行を繰り返していることが明らかになる。やがて快楽殺人鬼でもある犯人たちは、新たな獲物として愛くるしい14歳の美少女の拉致を実行。その交渉役を任されたスカダーは、刑事時代に犯した過ちの赦しを求めるかのように、常軌を逸した誘拐魔たちに敢然と立ち向かっていくのだった・・・。

出演:リーアム・ニーソン、ボイド・ホルブルック、ダン・スティーヴンス、ブライアン・“アストロ”・ブラッドリー、ラウラ・ビルン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 掟破りの強者だ

連続誘拐犯に狙われる恐怖など常人では理解できない犯罪者心理などリアルに表現している…最後の戦いのシーンで犯人の基地外ぶりとリーアムニーソンのポーカーフェイスにしびれる。

★★★★★ 個人的にはシリーズ化を希望。

1999年、元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところにある依頼が舞い込む。妻を誘拐された夫からで、それは、ニューヨークを震撼させる猟奇殺人犯の犯行だった。刑事人生で身に付けたスキルを活用し誘拐犯を捜索するが、用心深い相手は尻尾を出さず・・・。今やアクション俳優のリーアム・ニーソン主演中、秀作の部類に入る作品で、個人的にはシリーズ化を希望。アルコール依存症の刑事マットは、酒を絶つ事が出来ず、その代償は捜査中に不幸な出来事に遭遇してしまう。不幸な事実の原因は自分にあるかも知れない。心に傷を負ったマットは、警官を辞め無免許の探偵家業で暮らしている。ある夜、仕事の依頼を受けるが、それはニューヨークで頻発していた猟奇殺人に関するものだった。妻を誘拐され殺された夫からの依頼で調査を行うが、犯行を行う二人の男達は、快楽殺人を好むモンスターで、狂乱的な猟奇殺人者たちだ。マットは、元刑事のスキルを活用し捜索を行うが、慎重な殺人者たちは尻尾を出さない。警察に頼れない闇社会の依頼者の仕事を請け負う探偵という面白い設定だが、アクションを含むサスペンス系で、その作りは「濃密」。モノクロな雰囲気を覚える。頭脳戦を好む犯人とスキルを活用する元刑事のプロの戦いだ。残酷なストーリーとグロイ場面を含むが、アナログ式の捜査が主流の90年代に、PCに詳しい黒人少年との交流も面白い。猟奇殺人犯との交渉術も見物。プロの仕事が目立つ作品。この映画が娯楽部類かは分らないが、惹きこまれる場面が多数ありました。

★★★★☆ サスペンスものだった

『96時間』のリーアム・ニーソンの印象が強すぎて本作品もアクションものだと思い込んで観始めたがサスペンスものであった。誘拐犯とギリギリの交渉をする元刑事の主人公と異常な性格の犯人に恐怖感と期待感を持って観ることができる良質な作品だと思う。ただ、個人的にはリーアム・ニーソンのアクションシーンをもっと観たかったという思いもある。

作品の詳細

作品名:誘拐犯の掟
原作名:A Walk Among the Tombstones
監督:スコット・フランク
脚本:スコット・フランク
原作:ローレンス・ブロック『獣たちの墓』
公開:アメリカ 2014年9月19日、日本 2015年5月30日
上映時間:114分
制作国:アメリカ
製作費:2800万ドル
興行収入:5300万ドル
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