黙示録にヒントを得た“七つの予言”を凄絶に、そして感動的に描いた超大作オカルト・スリラー。
ハイチの海で魚が死に絶え、イスラエルの村が氷に閉ざされ、世界各地で異変が起こっていた。
同じ頃、カリフォルニアのアビー(デミ・ムーア)とラッセル(マイケル・ビーン)夫婦は、ベビー誕生を控え幸せいっぱいだった。
そんなとき、彼女の近所に越してきた謎の男から古いユダヤの伝説を聞かされる。
それをきっかけにアビーの赤ちゃんが、聖書に記された世界崩壊の鍵を握っていることを知った!
キャスト:デミ・ムーア、マイケル・ビーン、ピーター・フリードマン、ユンゲン・プロホノフ、ジョン・ハード
★★★★★ あまり知られていない傑作
クリスチャンでなくとも大いに楽しめる。
キリスト教ロマンとでも呼べる作品。重厚感のあるサスペンスでもある。
★★★★★ 死刑制度を皮肉った作品
本作のタイトル「第七の予言」から新約聖書の「ヨハネへの啓示」(黙示録)の主として第6章(「第七の封印」の前兆、第六の開印と「第六の封印」の前兆、第五の開印)をメインベースに描かれた、ホラーサスペンス作品のようにも思えるが、
内実は、(近親相姦により生まれてきた)一人の若者の両親(兄&姉)殺し事件を素材にした「死刑制度」反対という死刑制度を皮肉った痛烈な社会派作品のようにも思える。
★★★★☆ 世界を救う事ができるものは・・・。
脚本や出演者、話の展開など、結構良かったです。
ラストに向けてグググッ っとくる展開でした。
わたし的には、ピラトの門番という神父の存在が印象的でした。
聖書をご存知の方なら『そんなことは知ってるよ』って言われそうですが、世界の終末まで見届けなければならないなんて、そんな人生は想像するだけでゾゾッとします。
★★★★☆ 最後はわが子への愛ですね。
新訳聖書をもとにストーリーが展開するので、聖書に疎いと少々解りにくい部分があって残念だが、筋を追っていくうちに彼女が巻き込まれた事柄の大きさに愕然とする。全編を通じてデミムーアは妊婦姿で東奔西走する。キリスト時代の昔の生まれ変わりの伏線があり、彼女の妊婦姿には、非常に大きな意味がある事がやがてあかされる。生まれ出るわが子への愛からの判断、彼女の母親にならんとしての判断、神を前にしての判断、、・・・。彼女が下す最終判断が見もの。
★★★☆☆ 女性の意見が聞きたい
ちょっと変な見方かもしれないが…。
この映画は黙示録にある不吉な前兆や神と悪魔のせめぎあいに、母親の妊娠出産に伴う不安感を象徴させているのだと思った。黙示録の予言が実際に起こる様を描くことで、逆に見る物に聖書の寓意を読み解かせようとしているようにも思える。スペクタクルではないし、ホラーでもないが、何か心に引っかかる作品だった。
作品の詳細
作品名:第七の予言 |
原作名:The Seventh Sign |
監督:カール・シュルツ |
脚本:ジョージ・キャプラン、W・W・ウィケット |
公開:アメリカ 1988年4月1日、日本 1988年7月2日 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ |
興行収入:1800万ドル |
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