ディケンズの小説”クリスマス・キャロル”を映画化したハートフルなミュージカル
ストーリー:19世紀半ば。クリスマス・イブを迎えたロンドンの街は活気にあふれていた。が、スクルージ(アルバート・フィニー)の事務所だけは、別世界。ケチで思いやりのない老人スクルージは、唯一の雇い人クラチットにも、1日だけしかクリスマス休暇を与えない。そしてこんな時でも、いつものように借金の催促に余念がない。街の人々からの悪口をよそに、スクルージが帰宅するとどこかから、自分を呼ぶ恐ろしい声が聞こえてきた。それは7年前に死んだ共同経営者マーレイ(アレック・ギネス)の声だった。それは7年前に死んだ共同経営者マーレイの声だった。姿を現し、地獄の運命から逃れるチャンスを1度だけくれると言うのだ。やがてスクルージの前に” 過去のクリスマスの幽霊””現在のクリスマスの幽霊””未来のクリスマスの幽霊”が順番に現れた・・・。
出演:アルバート・フィニー、アレック・ギネス、イーディス・エヴァンス、ケネス・モア、マイケル・メドウィン、スザンヌ・ネヴ、ケイ・ウォルシュ、ゴードン・ジャクソン
★★★★☆ 1960年代までの多くの英国の人の宗教観を表している
この映画から読み取れることは,まず,たぶん1960年代までのロンドンを中心とするイギリス人の宗教観についてである。まずクリスマスは大人も子供も喜びを分かち合い楽しむ日であること。次におそらく隣人を愛せよという精神である。だから喜びを分かち合うことが重視される。そして改心することである。それも自発的な改心を重視する。例えば亡霊たちはスクレージに対して『あーしろ、こーしろ』と命令する言葉は一切しない。ただ彼に自分の人生を振り返らせ現実を見せ、人生の末路を認識させ、どうすればいいかは自分で考えろ、そして未来は変えることができる、ということを亡霊たちは教える。ただ、このような宗教観は残っているだろうが、現在では少なくなっているのではないか。この映画を見た後に『ラストクリスマス』を見ると新旧のクリスマスの違いに気づくだろう。
作品の詳細
| 作品名:クリスマス・キャロル |
| 原作名:Scrooge |
| 監督:ロナルド・ニーム |
| 脚本:レスリー・ブリッカス |
| 公開:1970年11月5日 |
| 上映時間:113分 |
| 制作国:イギリス、アメリカ |
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