アカプルコの海

アカプルコの海

美しい青い海と南国ムード漂うメキシコの観光地アカプルコを舞台にした、エルヴィス・プレスリー主演の歌謡ラブ・ストーリー映画

ストーリー：ヨットの水夫マイク（エルヴィス・プレスリー）は、その歌の上手さを買われてホテルのシンガーとして働くことになった。そこで彼は、亡命中の貴族の娘（ウルスラ・アンドレス）と恋に落ちるが、そこにさまざまな邪魔が入り・・・。

出演：エルヴィス・プレスリー、ウルスラ・アンドレス、ポール・ルーカス、アレハンドロ・レイ、テリー・ガー、エルザ・カルデナス

★★★★☆　エルヴィスはリゾートがお似合い

アカプルコといえばクリフダイブショー（死のダイブ）で有名なメキシコのビーチリゾートですが、現在ではカリブ海のリゾート地として人気のカンクンに客を奪われてからは閑古鳥状態。だが、当時のアカプルコはハワイと同様にアメリカ人リゾート客で人気を博していた。それを象徴するかのようなエルヴィスのリゾートシリーズの映画はまさに観光誘致にうってつけであった。エルヴィスファンはともかく、ラテン文化、アカプルコに興味がある方には嬉しい作品です。エスヴィスは生涯３３本の映画に出演しているが、そこから歌われた数々のナンバーがヒットしたのは言うまでもない。共演のスイス出身ウルスラ・アンドレスは前年の『ドクター・ノー』で眩しいぐらいの白いビキニで一躍話題となったボンドガールだけに、今作でも地味だが強烈なビキニスタイルを披露してくれた。また恋敵のメキシコ生まれの女優エルザ・カルデナスも十分すぎるぐらいのお色気で楽しませてくれました。全体的に物足りなさもあったストーリー展開ですが、世界有数のサンセットで有名なアカプルコを背景にエルヴィスが熱唱する11曲を聴きながらのあっという間の90分でした。